避難はしごの降下位置ペイント

本日は前回の避難はしごリニューアルの続きです。

避難はしごの降下位置、様は梯子が下りてくる空間の事です。そこに物を置いてしまっては、障害物となり梯子が途中で止まってしまい。避難の妨げになります。しかしスペース的問題や設計等により物干等などが障害物になっているのが現状です。

 

不在箇所一覧表と共にオーナー様、理事長様へ伝えるようにしています。

住民の皆さんと話してみると、そのマークなに?避難はしごはどう使うの?うちのベランダにも降りてくるの?などと、わからない方がほとんどです。

ましてや、チャイルドロック(子供が簡単に開けられないような機構)がある場合、何も教えずに上蓋を開けてもらうと、ほとんどの人が開けるのに手間どってしまいスムーズに開けれないのが今のところほとんどです。

火災の際はパニックに陥りやすいと思います。その様な状態でチャイルドロックの取り外し方がわかっていないとスムーズに開閉できるか?それも疑問です。点検業者が来た時に教えてもらう事をお勧め致します。

ただ単に避難はしごを降ろすだけの点検はどの業者もできると思います。

火災の時にうまく使えるよう住民の皆様に操作方法や注意点も伝える。下蓋の内側も掃除もする。しないとゴミなどでもらい錆びができやすくなります。(洗濯物等がある場合はできないし降下試験ができません)

操作方法を知らないといざ火災の際に使えない。 それでは器具が正常でも意味がありません。

当社では操作方法を教える事も点検の一部と考え意識しております。お気軽に話かけて下さい。丁寧に説明致します。

 

少し話がそれてしまいましたが、降下位置に黄色や白などでペイントしてある場合とない場合があります、建築当初よりこのマンションには施してありませんでした。

なので皆さん気づかずに物をおいてしまい点検時にいつも移動させてもらうのが現状でした。そこで理事長さんへ相談したところリニューアル時にペイントしようという事になりました。

 

 

SANYO DIGITAL CAMERA

この後の点検では障害物がなくなりました。皆さんの防火意識の向上にも役立てた様です。

本日もありがとうございました。